愛 なき 森 で 叫べ。 『愛なき森で叫べ』感想と考察

愛なき森で叫べ 感想&勝手に考察!園子温が帰ってきた!?衝撃作、ついに公開!もしやQTの影響も?(個人の見解です)

愛 なき 森 で 叫べ

「TSUTAYAさんに行っては借りて、また行っては借りて……みたいなことをずっとしていました。 週末にまとめて何本か借りたり、学校がある日も徹夜で観たり」。 それから他の作品もいろいろ観るようになりました。 自分も園監督の映画に出たいと思うようになって、そのために女優になろうという、おかしな考え方をしていました 笑 」。 私、中学時代は友だちが少なくて、何者かになりたいのに何もできない歯がゆさを感じていて。 そんなときに観て、登場人物たちが閉塞した状況から解放されていくのに、救われた気持ちになったんです」。 高校生になってから洋画も観るようになって、すごく好きなのが『動くな、死ね、蘇れ!』というロシア映画です。 ヴィターリー・カネフスキー監督が街で13歳くらいの男の子が煙草をふかしながら両脇に女の子の肩を抱いて歩いていたのをスカウトして、1本作ったんです。 自由が利かなくて苦しい感じは、園さんの作品と通じるものがありました。 最近だと池脇千鶴さんのお芝居が大好きで、出演された映画をよく観ています」。 何か痒くなっちゃうんですよ 笑。 でも、最近観始めたら面白かったです」。 5歳からダンスを習っていて、人前に出るのが好きで、学芸会で『オズの魔法使い』をやったときは、ドロシーから魔女まで女子ができる役は全部オーディションを受けました 笑。 でも、中学に入って『ちょっとおとなしい子をやってみるか』と思ったら、本当に友だちがあまりできなくて。 さらに茶道部に入って誰にも見られてないのを楽に感じて、毎日ほぼしゃべらずに過ごしました」。 「そうです。 当時の私は演技経験がまったくなく、事務所にも入ってない、ただのド素人の小娘が来ちゃった感じでしたけど、自分の中では『これに落ちたら人生終わり』くらいに考えていて。 オーディションはやり切るだけで、手応えは何もなくて、そのままトイレの個室で『もうダメだ……』と泣き崩れました」。 「外で1人でごはんを食べていたら電話が来て、オーディションで演じた役ではなかったんですけど『お願いします』と。 『エーッ!! ホントに!? 』と嬉しすぎて、街中を『園監督の映画に受かったよ!』と言いながら歩きたいくらいでした 笑 」。 ただ、「愛なき森で叫べ」は7人が殺された北九州監禁殺人事件がモチーフで、中屋さんが演じた尾沢アミは詐欺師の村田丈(椎名桔平)に心奪われ、家族の虐待に加わる役。 初演技でやるにはヘヴィだったのでは? 「よく『大変だったね』と言われますけど、あまり大変という自覚はありませんでした。 とにかく園監督の作品に携われるのが楽しくて。 最初はどこから芝居を始めたらいいかも、どこまでカメラに映っているかもわからなくて、演技でもたくさん悩みましたけど、苦しいとは感じませんでした。 とりあえず噛みついていくしかないなと」。 前日いただいた台本に、現場でまた別の差し込みが入ったり。 だから、アミの印象は最初、生意気で嫌な感じでしたけど、やっていくうちに私の想像力では追い付かない気がして。 ただアミを下ろす、自分自身を排除することをしました。 映画が配信されてから、『妹役の子がムカつく』という声をいっぱいいただいて役者冥利に尽きますけど、演じているときはアミが嫌なヤツとは思わなかったです。 自分がアミだから『お姉ちゃんが悪いんでしょう』くらいな気持ちでした 笑 」。 自分で観たら、ビックリするくらい生意気な話し方をしていました 笑。 私は普段『てめえ』とか言わないので。 『こんなに睨んでいたんだ』というのもありました」。 「そうみたいですね。 あとはお姉ちゃん役の鎌滝(えり)さんが全力でぶつかってくださったので、私も全力で応えました。 叩くシーンも『振りではなくて本当に叩いてもらったほうが気持ちが入る』ということだったので、そうしていたら、私ものめり込んで演じることができました」。 「その撮影の日は朝からまったくお姉ちゃんに話し掛けず、顔も見ないで撮りました。 かなり緊迫していましたね」。 園監督の撮り方は段取りをやったら、そのまま本番で、テストがないんです。 撮って撮ってで、毎回全力でやるしかない。 私も最初は『こういう言い方をしよう』とか考えましたけど、それだと全然通じないんです。 現場の熱にはかなわない。 だから何も考えずフラットに、ただ気持ちを乗せていくだけでした」。 でも、共演の方に『監督がOKならOKと信じていい』と言われました」。 『この人の言うことを聴いていたい』とどんどん惹かれていって……。 恐ろしいです 笑 」。 家族全員、母とか姉とか妹とか役割を全部離れて、ただの女になって争いが生まれたので、村田に全部壊されました。 でも、アミは壊された自覚が一切なくて、自分が村田に愛されていると信じて疑わない。 ある意味、ピュアなのかなと思いました」。 「本当ですか? 睨もうとはしませんでしたけど、あそこのシーンも緊迫していました。 鎌滝さんもたぶんヒロインのプレッシャーがあって、いろいろ考えてらっしゃってズタボロのときで、お姉ちゃんか鎌滝さんかわからなかったし、私も自分なのかアミなのかわからなくなっていて」。 「本物の豚の臓器を人間の模型に入れていました。 両親役のでんでんさんと真飛(聖)さんが撮影の裏では本当にやさしくて、『お父さん、お母さん』と呼んでいたんです。 アミは両親を憎んでいましたけど、首を切断するために刃物を立てた瞬間、あるはずのないアミの記憶が蘇ってきて。 『このお父さんとお母さんに育てられたんだ……』と涙がブワーッと出てきちゃいました」。 憎んでいたとはいえ、自分の両親を自分の手で……ということで、理解しがたい部分で心が動いてしまったんでしょうね」。 立ち止まって『苦しい』というより、やりながら削っていく感じでした。 クライマックスの森のシーンは本当に寒くて、体が震えていたらいけないから、草を握って耐えたりしていました」。 「私は痛みを意識していたんですけど、園監督に『かわいくやって』と言われました。 アミの心の拠りどころは結局村田しかなくて、すがり付くのをかわいく見せてほしいと。 何回撮っても村田さんに気持ちが届かないから、苦しくなりました」。 この映画が昨年10月、ドラマシリーズが今年4月からNetflixで配信されて、身の周りでも反響はありました? 「もともとオーディションの募集要項に『フルヌード大丈夫な方』とあったんですけど、私、お父さんに脱ぐことを言ってなくて 笑。 まだ何も言ってきませんけど、たぶんビックリしたと思います」。 村田とのシーンも服を着ていたじゃないですか。 園監督が『主演でない役で脱ぐのはもったいない』と言ってくださって、ああいう形になったんです」。 脚本もそうですし、趣味では写真や刺しゅうも好きでギターも弾きます。 何かの分野で成功したいと強く思っているわけではないですけど、探求心は強くて、いろいろ試してみたくなっちゃいます」。 最近は椎名林檎さんとか東京事変さんとか。 あと、戸川純さんの『蛹化の女』が好きで、園監督たちとカラオケに行ったときに歌ったら、監督が『これだ』と作中で使ってくれました」。 「中学のとき、昔の音楽を聴くのが好きだったんです。 さだまさしさんの『関白宣言』とかもギターで弾きます。 逆に、流行の曲はあまり追えてないかもしれません」。 普段はアミと通じる部分はありますか? 「全然ないです。 私は長女で妹が2人いて、どちらかというと美津子みたいに『しっかりしなさい』と言われて育ってきたので。 男の人を取り合ったこともありません 笑 」。 腹が立っても、その場では怒れなくて、あとで『こう言えば良かった……』となるタイプ。 だから、アミを演じて好き放題できたのは楽しかったです 笑 」。 中屋柚香(なかや・ゆずか) 生年月日:1998年2月24日(22歳) 出身地:東京都 血液型:不明 【CHECK IT】 2019年にNetflixオリジナル映画「愛なき森で叫べ」で女優デビュー。 2020年4月よりドラマシリーズ「愛なき森で叫べ:Deep Cut」が配信中。 ドラマ「年下彼氏」(テレビ朝日系)に出演。

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The Forest of Love: Deep Cut

愛 なき 森 で 叫べ

10月11日(金)よりNetflixで配信されるオリジナル映画『 』の場面写真が公開された。 『 愛のむきだし』『 ヒミズ』はじめ多くの衝撃作品を生み出し続け、国内外に熱狂的なファンをもつ さんの最新作。 『 冷たい熱帯魚』や『 恋の罪』と同様、実際に起きた猟奇的な犯罪事件からインスピレーションを受けて制作したという。 多くの人を惹きつけ操っていく天性の詐欺師・村田丈役をつとめるのは 椎名桔平さん。 軽妙な身振りや語り口の中に狂気が覗く大犯罪者を演じる。 新たに公開された場面写真では、その村田丈がショーを開催するシーンや、村田の本性を暴こうと彼を主人公に自主映画を撮るシン( 満島真之介さん)とフカミ( 長谷川大さん)の姿などを見ることができる。 狂気に満ちたサスペンス・スリラー作品 1995年の東京が舞台の『愛なき森で叫べ』。 人の心を簡単に掌握する詐欺師・村田丈と、自主映画をつくるシンとフカミ、そしてジェイ( YOUNG DAISさん)、自主映画に出演する妙子( 日南響子さん)と美津子( 鎌滝えりさん)、そして美津子の家族が村田によって混乱に陥れられていく様を描いている。 9月に公開された予告編では、今作も毒々しく、かつ鮮やか。 狂気たっぷりに描かれた園子温作品だとはっきりとわかる。 「村田」や「美津子」はじめ、同名人物が過去の園子温作品にも登場し、過去作品のセルフオマージュのような場面があるなど、園さんならではの遊び心をうかがい知れる。 また、園さんの意向により、ラストシーンの台本がキャストやスタッフに渡ったのは 本番の3日前だったという。 そんな極限の緊張状態で生み出された必見の作品だ。

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愛なき森で叫べを見た感想

愛 なき 森 で 叫べ

2019年秋にNetflix映画として配信された、日本を代表する鬼才・園子温監督、椎名桔平主演による『愛なき森で叫べ』が、4月30日(木)よりNetflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ : Deep Cut」として再編集されて配信されることになった。 『愛なき森で叫べ』は、実際の事件からインスパイアされた狂気と愛憎が渦巻く戦慄のサスペンス・スリラー。 もともとドラマシリーズとして企画されて撮影された本作は、その後、編集過程で没入感を最大限に引き出すため、エピソードを区切らずにシームレスの形で151分の映画フォーマットとして完成された。 Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』より オリジナル脚本をベースとしたドラマシリーズ版では、稀代の詐欺師・村田(椎名さん)の大胆な騙しの手口と残忍性、そんな村田をモデルにしたシン(満島真之介)たちの自主映画シーン、村田の餌食となる妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)の高校時代などが追加。 映画では明かされなかったキャラクターをより深く掘り起こし、また過激描写などを含めた園監督の世界観が贅沢に盛り込まれた全7話のドラマシリーズとなる。 Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』より ストーリー 1995年。 愛知県豊川市から上京したシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)とフカミ(長谷川大)に声をかけられ、彼らの自主映画制作に参加。 知人の妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演を依頼する。 彼女たちは高校時代、憧れであったクラスメイトが交通事故で急逝するという衝撃的な事件から未だ逃れられずにいた。 引きこもりとなっていた美津子に村田(椎名桔平)から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。 村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。 だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。 自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。 やがて村田は、美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める...。 Netflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ : Deep Cut」は4月30日(木)よりNetflixにて世界190か国で配信予定(全7話)。 《text:cinemacafe. net》.

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