グッバイ君の。 【楽曲解説】Official髭男dism「Pretender」の歌詞の意味・解釈は?/髭男の新曲は甘く切ないラブストーリー

Pretender

グッバイ君の

なし崩しでロボットのパイロットになっちゃったよ 燃える展開だけどいきなりだとねぇ こういうのもお約束ってやつ? なるようになりますか 電波でGO! 第三話 グッバイ!ラグビー君 「シンジ君! とりあえず歩くのよ!」 こらこら、歩くって…… 普通倒しにいけとか言わない? 動かしたこともないって感じだね。 歩く…歩く…… 金髪黒眉じゃなくてリツコさんの説明だと考えれば動くんだって。 そのためにインターフェースがつけられたんだ。 でもさぁ、考えたり思ったりして動くよりはいざって時のために手動で操作できたほうがいいな。 思考を読み取るなんてあやふやなものには頼りたくないよ。 愚痴言ってもしょうがないか。 (……歩く) 足が上がるような感覚が広がる。 大地を一歩ずつ踏みしめだした。 すごい違和感。 僕であって僕じゃないような…… シンクロって言うからにはこのロボットと一体化してるんだ。 もしかして、相性悪い? 「やった、歩いたわ!」 ミサトさん…なに喜んでるの? まさか 歩くかどうか分からないような欠陥兵器に僕を乗せたの? ただでさえ反応が鈍くて苛ついてるのにふざけてると暴れるよ? 「ミサトさん、武器とかないんですか?」 歓喜の声を消すように低く冷たい声で呼びかける。 「……え、えと…」 あっはっは、びびってる。 情けないね、いい大人が。 「ひ、左肩にナイフが内蔵されてるわ」 はいはい。 出てこ〜いって思えばいいのかな? あ、肩が開いて出てきた。 右手で柄をつかみ引っ張り出す。 刃が振動してる…プログレッシブ・ナイフかな。 にしてもナイフだけってのが頼りないね。 せめてブレードが欲しいところだ。 じっくりと観察したから、投げすてよう。 ぽいっとね。 「なにやってんのよ !あんたは!」 ミサトさん キレてるキレてる。 いいじゃないか、僕はラグビー君を倒そうなんて思ってないよ? 説得には武器は不要さ。 「さぁ、ラグビー君! 君が悪いやつじゃないって事は僕が分かってるよ。 怖がらなくていいから 僕の胸に飛び込んでおいで!」 ガバッと両腕を開いてラグビー君を迎える。 さあ、さあ! 巨体をうならせながらラグビー君が僕の胸を目指して突っ込んでくる。 一歩ごとに大地を揺るがす。 ドカッ ギュルギュル 巨体が僕の胸に飛び込んできた。 飛び込んできたけど…さらに懐にもぐりこみ頭を使って上空へと放り投げられた。 僕飛んでるよ、みんな見てる? ヒュー ああだんだんと地上に近づいていく。 こんなに重力があることが疎ましく思ったのは初めてだよ。 ドン! めり込むように大地へと沈む。 きりもみ状だったからうまく受身が取れない。 すごい痛いんだよね。 ふふふ… 静かに、それでいて不気味な笑みを浮かべる。 別に頭を打っておかしくなったわけじゃないよ。 やってくれたねラグビー君って思ってさ… 所詮君とは分かりあえないってことか。 人類と 未確認巨大生物ラガーマンとの壁は大きかったよ。 僕もまだまだだね。 それより仏の顔は三度までって知ってる? 3回までなら許すってことだよ。 じゃあ碇シンジの顔は1度までって意味もわかるよね。 一回しか許さないってことさ。 つまり、 ラグビー君、君死刑。 ゆらりと立ち上がる。 さっきから通信でごちゃごちゃ言ってるけどうるさいから切るよ。 ポチッとな。 静かになった…あのボタンでよかったんだ。 それでは、殺らせてもらいます。 「ふぅぅぅぅぅ…ふっ!」 丹田に力を集める。 短く息を吐き出すと、一気にラグビー君へとつめよる。 それに反応してラグビー君は手の平から光の柱を出してきた。 遅いよ。 右手の甲で光の柱を出し切れていない腕を捌き、腕を巻き込んで体制を崩す。 「もらった!」 体重を乗せ、左の拳で顔らしき部分を殴りつける! ガキイィィィィン! 拳がヒットするかと思われた瞬間、壁を殴りつけたような感触と共に遮られる。 バリア!? 僕が驚いていると、使徒の目の部分が光りだす。 カッ バリアに気をとられて反応が遅れてしまった。 光が収束し、こっちに向かってくる。 「くっ…」 避けられないと判断して、顔の前で両手を組みガードする。 ドン すさまじい衝撃にガードしたにかかわらず体が後方へと吹っ飛ぶ。 ビルをなぎ倒し、大地を転がる。 2,3個なぎ倒すとようやく止まった。 「いつつつつ……」 腕のあたりが赤くはれている。 エヴァのほうは焼けただれているね。 やろ、やってくれる… かなりマジで頭に来たよ。 とは言ったもののバリアを何とかしないと。 ああいうものは許容量以上の衝撃を加えれば壊れるはず。 なら、あの技をやりますか。 右手に意識を集中し、気を溜め込む。 イメージをうかべながら左半身を前に出して右手を後ろに下げる。 腰を落とし、わずかに溜めると地を蹴った。 「駿牙!」 はじき飛ばされた距離を一瞬にして駆け抜けラグビー君の眼前に迫る。 駆け抜ける速度が音速に迫り、衝撃で地面が抉れた。 気を集中した右手を僅かに開き、すぐに握りこむ。 そして、叩き込む! ガキッ 予想通りまたバリアを展開して防ごうとする。 「関係ないよ? そんなもの」 バキィィィィ 突き破り、思いっきり顔面にぶつける。 確かな感触が手に伝わってきた。 はいったね、完璧に。 握りこんだ手を今度は開き、吹っ飛びそうになっているラグビー君の顔をつかむと地面へと熱いキスをさせる。 再び持ち上げると仰向けにし、上にのしかかる。 マウントポジションをとったらこっちのものだよ。 あとは…殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る。 「 打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし!」 拳の弾幕を打ち続ける。 休ませてなんかあげないよ? 拳がめり込むたびにラグビー君の体から体液が飛び散る。 丸い球体の部分にはひびが入り、もはや抵抗もしてこない。 やっぱり駿牙の一撃が効いたみたいだね。 痛いのも可哀想だから楽にしてあげるよ。 渾身の力をこめて腕を振り下ろす。 突然、ラグビー君の体が伸び、エヴァへと巻きつく。 「最後の抵抗かな?」 口では軽く言ったけど、しっかりと巻きつかれ振りほどけない。 球体の部分に光が収束していく。 先ほどの光線より強い力が肌に伝わっていく。 「え〜と、こういう展開だと最後の悪あがきってやつは……」 いやなことが頭によぎる。 「自爆?」 カッ ドッ ズドドドオオオォォン 熱と光が視界を覆う。 これはさすがにやばいね。 こっちにもバリアみたいのないかな〜 イメージを読み取るっていってたし…もしかしたらできるかな。 「壁よ…遮れ!」 すべてをはじく壁をイメージする。 と、体にかかっていた負荷がなくなった。 でも、物理的な衝撃は完璧に消せないみたいだね。 いまいち…… 派手に自爆してくれたものだ。 巻き上げられた煙で周りは見えないけどけっこうひどいかな。 100Mくらいは吹き飛んだろう。 あ〜あ、疲れた。 風呂入って寝たいね。 その前に戻ろう…ってどこから戻ればいいのかな? 近くにある射出口にいればいいか。 軽快なステップで向かう。 う〜鈍いなぁ。 タイムラグが結構あるよ。 15%だっけ? それしかシンクロしていないなら鈍いわけだよなぁ。 でも、それのおかげで衝撃があまり伝わらなかったんだよね。 100%だったら最初の光線で両腕が使えなくなっていたよ。 低くてラッキー 僕の考えのとおり、あの後回収してくれたよ。 お褒めの言葉をいただきたいところだ。 ミサトさん褒めてくれるかな? 「シンジ君、どうして通信を切ったの?」 ありゃ? 怒ってるよ。 その証拠に顔が引きつっているし。 「だってさぁ〜ミサトさんたちうるさいんだもん。 作戦とか命令とかも言ってくれないし……」 ミサトさん言葉につまってるよ。 実際そのとおりなんだから反論できないよね。 「悪かったわよ…でも、今度からはちゃんとするわ」 意外と素直なんですね。 大人でも素直が一番だよ。 「シンジ君、聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」 なんだよリツコさん、急に。 顔だけをリツコさんに向き直り、ふてぶてしく言い放つ。 「なんですか〜」 「ATフィールド……知っていたの?」 「えーてぃーふぃーるど?」 「あの使徒がつかった絶対領域のことよ」 もしかしてあのバリアのこと? ふ〜んATフィールドっていうんだ。 「知りませんよ名前なんて。 うっとおしくは思いましたけど」 「じゃあどうして中和いえ、侵食することができたの? あなたはATフィールドをまとった拳を使っていたわ」 知らないって言ってるのにしつこいよ。 僕は気を溜めて使ったんだけどなぁ。 一つため息をついて、説明に移る。 「中和だか侵食だか知りませんけど、僕の使った技…駿牙は気を集中させたものです。 ATフィールドなんて知りません。 それに、あなたはエヴァがATフィールドを使えるなんてレクチュアしてくれなかったじゃないですか?」 「それは…仕方なかったのよ。 まだ、一度も展開することができなかったから」 「『仕方ない』ですか。 そういうことで済ましてほしくないですね。 こっちは命がかかっているんです。 あの鬚も言っていたでしょ? 僕の肩には人類がかかっているって。 なら、僅かな可能性にでもかけてみるものではないですか? 」 「……そうね、ごめんなさい」 分かればいいよ。 無駄な論議はしたくない。 「じゃあ、今度は僕が質問します」 「ええ」 「あの使徒でしたっけ? あれはまた来るんですか」 ミサトさんとリツコさんが目を合わせる。 アイコンタクト? 「そうよ、まだくるはずだわ」 「ふ〜ん、なら僕はこれに乗り続けるんですね」 「そうなるわ」 「分かりました。 それなら契約しないとだめですね」 ミサトさんが不思議そうな顔をして僕を見る。 リツコさんも疑問に思っているようだ。 「当たり前ですよ、僕は命をかけて乗っているんです。 それなりの報酬はもらいます」 驚いているね、二人とも。 中学生の僕がこんなこと言うと思っていなかった? 「1000万くらいでいいですよ、危険手当も含めて」 「それでいいの?」 「ええ、あまりお金をとる気はありませんから。 ただでさえネルフにはお金がかかっているみたいなんでこれ以上他の国には迷惑かけられませんよ」 「「……」」 最後は皮肉る。 黙っちゃったよ。 1000万なんて安いものですよね。 少しの間リツコさんはあの鬚と話し合っていた。 交渉決裂だったら マジではったおすからね。 「いいわ。 あなたの望みどおりにします」 「そうですか」 「それと、後のことはまたあとで伝えるわ」 やっと終わったよ…… あ、住むとこどうしよう? これも聞かないと。 歩き出そうとした足をとめ、リツコさんへと向き直る。 「リツコさん、僕はどこに住めばいいんですか? 宿舎くらいはありますよね」 「ああ忘れていたわ。 悪いけど今日のところは宿舎に泊まって。 住居もすぐに決めるから」 今更気づいた顔をする。 意外と抜けてるね。 「個人的にはレイちゃんの隣の部屋をお願いします。 これからのことを考えれば親睦を深めておいたほうがいいですから」 僕の意見に顔をしかめる。 なんで? 問題ないでしょ。 「それはこっちで決めるわ」 「別に無理しなくてもいいですよ。 あなたたちができないなら僕が勝手にしますから」 「そういうことは私たちがやるから大丈夫よ」 ほんとかね? 期待はあまりしてませんよ。 もういいか、聞きたいことは聞いたし。 さっさと案内してもらって寝よ。 レイちゃんには悪いけどお見舞いは明日にするしかないね。 ミサトさんに促されて僕は宿舎へと向かった。 テレビにベットにシャワー室にキッチン……必要最低限のものはそろってるね。 さっさとベットに横たわると眠りにつくために体を落ち着ける。 「あなたは人に褒められる立派なことをしたのよ。 胸をはっていいの、おやすみなさい」 ベットにいる僕のほうを見ながら、ミサトさんが立っている。 その口から言葉を紡ぐ。 何? ミサトさん。 いきなり話し掛けないでよ。 眠いんだから。 ミサトさんの遠ざかる足音を聞きながら、僕は眠りへと沈んでいった。 レイちゃん、君との約束は守ったよ。 だから、君を迎えにいきましょうなぁんてね。 (続く?) 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グッバイ (小田和正の曲)

グッバイ君の

なし崩しでロボットのパイロットになっちゃったよ 燃える展開だけどいきなりだとねぇ こういうのもお約束ってやつ? なるようになりますか 電波でGO! 第三話 グッバイ!ラグビー君 「シンジ君! とりあえず歩くのよ!」 こらこら、歩くって…… 普通倒しにいけとか言わない? 動かしたこともないって感じだね。 歩く…歩く…… 金髪黒眉じゃなくてリツコさんの説明だと考えれば動くんだって。 そのためにインターフェースがつけられたんだ。 でもさぁ、考えたり思ったりして動くよりはいざって時のために手動で操作できたほうがいいな。 思考を読み取るなんてあやふやなものには頼りたくないよ。 愚痴言ってもしょうがないか。 (……歩く) 足が上がるような感覚が広がる。 大地を一歩ずつ踏みしめだした。 すごい違和感。 僕であって僕じゃないような…… シンクロって言うからにはこのロボットと一体化してるんだ。 もしかして、相性悪い? 「やった、歩いたわ!」 ミサトさん…なに喜んでるの? まさか 歩くかどうか分からないような欠陥兵器に僕を乗せたの? ただでさえ反応が鈍くて苛ついてるのにふざけてると暴れるよ? 「ミサトさん、武器とかないんですか?」 歓喜の声を消すように低く冷たい声で呼びかける。 「……え、えと…」 あっはっは、びびってる。 情けないね、いい大人が。 「ひ、左肩にナイフが内蔵されてるわ」 はいはい。 出てこ〜いって思えばいいのかな? あ、肩が開いて出てきた。 右手で柄をつかみ引っ張り出す。 刃が振動してる…プログレッシブ・ナイフかな。 にしてもナイフだけってのが頼りないね。 せめてブレードが欲しいところだ。 じっくりと観察したから、投げすてよう。 ぽいっとね。 「なにやってんのよ !あんたは!」 ミサトさん キレてるキレてる。 いいじゃないか、僕はラグビー君を倒そうなんて思ってないよ? 説得には武器は不要さ。 「さぁ、ラグビー君! 君が悪いやつじゃないって事は僕が分かってるよ。 怖がらなくていいから 僕の胸に飛び込んでおいで!」 ガバッと両腕を開いてラグビー君を迎える。 さあ、さあ! 巨体をうならせながらラグビー君が僕の胸を目指して突っ込んでくる。 一歩ごとに大地を揺るがす。 ドカッ ギュルギュル 巨体が僕の胸に飛び込んできた。 飛び込んできたけど…さらに懐にもぐりこみ頭を使って上空へと放り投げられた。 僕飛んでるよ、みんな見てる? ヒュー ああだんだんと地上に近づいていく。 こんなに重力があることが疎ましく思ったのは初めてだよ。 ドン! めり込むように大地へと沈む。 きりもみ状だったからうまく受身が取れない。 すごい痛いんだよね。 ふふふ… 静かに、それでいて不気味な笑みを浮かべる。 別に頭を打っておかしくなったわけじゃないよ。 やってくれたねラグビー君って思ってさ… 所詮君とは分かりあえないってことか。 人類と 未確認巨大生物ラガーマンとの壁は大きかったよ。 僕もまだまだだね。 それより仏の顔は三度までって知ってる? 3回までなら許すってことだよ。 じゃあ碇シンジの顔は1度までって意味もわかるよね。 一回しか許さないってことさ。 つまり、 ラグビー君、君死刑。 ゆらりと立ち上がる。 さっきから通信でごちゃごちゃ言ってるけどうるさいから切るよ。 ポチッとな。 静かになった…あのボタンでよかったんだ。 それでは、殺らせてもらいます。 「ふぅぅぅぅぅ…ふっ!」 丹田に力を集める。 短く息を吐き出すと、一気にラグビー君へとつめよる。 それに反応してラグビー君は手の平から光の柱を出してきた。 遅いよ。 右手の甲で光の柱を出し切れていない腕を捌き、腕を巻き込んで体制を崩す。 「もらった!」 体重を乗せ、左の拳で顔らしき部分を殴りつける! ガキイィィィィン! 拳がヒットするかと思われた瞬間、壁を殴りつけたような感触と共に遮られる。 バリア!? 僕が驚いていると、使徒の目の部分が光りだす。 カッ バリアに気をとられて反応が遅れてしまった。 光が収束し、こっちに向かってくる。 「くっ…」 避けられないと判断して、顔の前で両手を組みガードする。 ドン すさまじい衝撃にガードしたにかかわらず体が後方へと吹っ飛ぶ。 ビルをなぎ倒し、大地を転がる。 2,3個なぎ倒すとようやく止まった。 「いつつつつ……」 腕のあたりが赤くはれている。 エヴァのほうは焼けただれているね。 やろ、やってくれる… かなりマジで頭に来たよ。 とは言ったもののバリアを何とかしないと。 ああいうものは許容量以上の衝撃を加えれば壊れるはず。 なら、あの技をやりますか。 右手に意識を集中し、気を溜め込む。 イメージをうかべながら左半身を前に出して右手を後ろに下げる。 腰を落とし、わずかに溜めると地を蹴った。 「駿牙!」 はじき飛ばされた距離を一瞬にして駆け抜けラグビー君の眼前に迫る。 駆け抜ける速度が音速に迫り、衝撃で地面が抉れた。 気を集中した右手を僅かに開き、すぐに握りこむ。 そして、叩き込む! ガキッ 予想通りまたバリアを展開して防ごうとする。 「関係ないよ? そんなもの」 バキィィィィ 突き破り、思いっきり顔面にぶつける。 確かな感触が手に伝わってきた。 はいったね、完璧に。 握りこんだ手を今度は開き、吹っ飛びそうになっているラグビー君の顔をつかむと地面へと熱いキスをさせる。 再び持ち上げると仰向けにし、上にのしかかる。 マウントポジションをとったらこっちのものだよ。 あとは…殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る。 「 打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし打つべし!」 拳の弾幕を打ち続ける。 休ませてなんかあげないよ? 拳がめり込むたびにラグビー君の体から体液が飛び散る。 丸い球体の部分にはひびが入り、もはや抵抗もしてこない。 やっぱり駿牙の一撃が効いたみたいだね。 痛いのも可哀想だから楽にしてあげるよ。 渾身の力をこめて腕を振り下ろす。 突然、ラグビー君の体が伸び、エヴァへと巻きつく。 「最後の抵抗かな?」 口では軽く言ったけど、しっかりと巻きつかれ振りほどけない。 球体の部分に光が収束していく。 先ほどの光線より強い力が肌に伝わっていく。 「え〜と、こういう展開だと最後の悪あがきってやつは……」 いやなことが頭によぎる。 「自爆?」 カッ ドッ ズドドドオオオォォン 熱と光が視界を覆う。 これはさすがにやばいね。 こっちにもバリアみたいのないかな〜 イメージを読み取るっていってたし…もしかしたらできるかな。 「壁よ…遮れ!」 すべてをはじく壁をイメージする。 と、体にかかっていた負荷がなくなった。 でも、物理的な衝撃は完璧に消せないみたいだね。 いまいち…… 派手に自爆してくれたものだ。 巻き上げられた煙で周りは見えないけどけっこうひどいかな。 100Mくらいは吹き飛んだろう。 あ〜あ、疲れた。 風呂入って寝たいね。 その前に戻ろう…ってどこから戻ればいいのかな? 近くにある射出口にいればいいか。 軽快なステップで向かう。 う〜鈍いなぁ。 タイムラグが結構あるよ。 15%だっけ? それしかシンクロしていないなら鈍いわけだよなぁ。 でも、それのおかげで衝撃があまり伝わらなかったんだよね。 100%だったら最初の光線で両腕が使えなくなっていたよ。 低くてラッキー 僕の考えのとおり、あの後回収してくれたよ。 お褒めの言葉をいただきたいところだ。 ミサトさん褒めてくれるかな? 「シンジ君、どうして通信を切ったの?」 ありゃ? 怒ってるよ。 その証拠に顔が引きつっているし。 「だってさぁ〜ミサトさんたちうるさいんだもん。 作戦とか命令とかも言ってくれないし……」 ミサトさん言葉につまってるよ。 実際そのとおりなんだから反論できないよね。 「悪かったわよ…でも、今度からはちゃんとするわ」 意外と素直なんですね。 大人でも素直が一番だよ。 「シンジ君、聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」 なんだよリツコさん、急に。 顔だけをリツコさんに向き直り、ふてぶてしく言い放つ。 「なんですか〜」 「ATフィールド……知っていたの?」 「えーてぃーふぃーるど?」 「あの使徒がつかった絶対領域のことよ」 もしかしてあのバリアのこと? ふ〜んATフィールドっていうんだ。 「知りませんよ名前なんて。 うっとおしくは思いましたけど」 「じゃあどうして中和いえ、侵食することができたの? あなたはATフィールドをまとった拳を使っていたわ」 知らないって言ってるのにしつこいよ。 僕は気を溜めて使ったんだけどなぁ。 一つため息をついて、説明に移る。 「中和だか侵食だか知りませんけど、僕の使った技…駿牙は気を集中させたものです。 ATフィールドなんて知りません。 それに、あなたはエヴァがATフィールドを使えるなんてレクチュアしてくれなかったじゃないですか?」 「それは…仕方なかったのよ。 まだ、一度も展開することができなかったから」 「『仕方ない』ですか。 そういうことで済ましてほしくないですね。 こっちは命がかかっているんです。 あの鬚も言っていたでしょ? 僕の肩には人類がかかっているって。 なら、僅かな可能性にでもかけてみるものではないですか? 」 「……そうね、ごめんなさい」 分かればいいよ。 無駄な論議はしたくない。 「じゃあ、今度は僕が質問します」 「ええ」 「あの使徒でしたっけ? あれはまた来るんですか」 ミサトさんとリツコさんが目を合わせる。 アイコンタクト? 「そうよ、まだくるはずだわ」 「ふ〜ん、なら僕はこれに乗り続けるんですね」 「そうなるわ」 「分かりました。 それなら契約しないとだめですね」 ミサトさんが不思議そうな顔をして僕を見る。 リツコさんも疑問に思っているようだ。 「当たり前ですよ、僕は命をかけて乗っているんです。 それなりの報酬はもらいます」 驚いているね、二人とも。 中学生の僕がこんなこと言うと思っていなかった? 「1000万くらいでいいですよ、危険手当も含めて」 「それでいいの?」 「ええ、あまりお金をとる気はありませんから。 ただでさえネルフにはお金がかかっているみたいなんでこれ以上他の国には迷惑かけられませんよ」 「「……」」 最後は皮肉る。 黙っちゃったよ。 1000万なんて安いものですよね。 少しの間リツコさんはあの鬚と話し合っていた。 交渉決裂だったら マジではったおすからね。 「いいわ。 あなたの望みどおりにします」 「そうですか」 「それと、後のことはまたあとで伝えるわ」 やっと終わったよ…… あ、住むとこどうしよう? これも聞かないと。 歩き出そうとした足をとめ、リツコさんへと向き直る。 「リツコさん、僕はどこに住めばいいんですか? 宿舎くらいはありますよね」 「ああ忘れていたわ。 悪いけど今日のところは宿舎に泊まって。 住居もすぐに決めるから」 今更気づいた顔をする。 意外と抜けてるね。 「個人的にはレイちゃんの隣の部屋をお願いします。 これからのことを考えれば親睦を深めておいたほうがいいですから」 僕の意見に顔をしかめる。 なんで? 問題ないでしょ。 「それはこっちで決めるわ」 「別に無理しなくてもいいですよ。 あなたたちができないなら僕が勝手にしますから」 「そういうことは私たちがやるから大丈夫よ」 ほんとかね? 期待はあまりしてませんよ。 もういいか、聞きたいことは聞いたし。 さっさと案内してもらって寝よ。 レイちゃんには悪いけどお見舞いは明日にするしかないね。 ミサトさんに促されて僕は宿舎へと向かった。 テレビにベットにシャワー室にキッチン……必要最低限のものはそろってるね。 さっさとベットに横たわると眠りにつくために体を落ち着ける。 「あなたは人に褒められる立派なことをしたのよ。 胸をはっていいの、おやすみなさい」 ベットにいる僕のほうを見ながら、ミサトさんが立っている。 その口から言葉を紡ぐ。 何? ミサトさん。 いきなり話し掛けないでよ。 眠いんだから。 ミサトさんの遠ざかる足音を聞きながら、僕は眠りへと沈んでいった。 レイちゃん、君との約束は守ったよ。 だから、君を迎えにいきましょうなぁんてね。 (続く?) 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Official髭男dism「Pretender」の魅力を思う存分語りたい【映画「コンフィデンスマンJP」主題歌】

グッバイ君の

今回は、Beatles(ビートルズ)の• Hello, Goodbye(ハロー・グッバイ) の歌詞を和訳したいと思います。 中学生でも簡単に和訳することができる英文ですが• 内容は深い と感じるものがあります。 作詞作曲者であるポール・マッカートニが The answer to everything is simple. 全ての答えはシンプルなものさ。 これは、全と無についての曲なんだ…人はすべからく黒をもつなら白をもつ。 それは、人生の素晴らしい点なんだ。 とことを参考に、歌詞と向かい合うのがおすすめです。 デビュー直前のドラマー交代以後、基本編成として• ジョン・レノン(リズムギター)• ポール・マッカートニー(ベース)• ジョージ・ハリソン(リードギター)• リンゴ・スター(ドラムス) という4人で活動を行った。 オリジナル曲は、すべてメンバーが作詞作曲を務めている。 リード・ボーカルは基本的に作詞作曲した者が担当しており、がある。 全213曲中144曲(全体の約68%)は「」共同クレジット曲。 共作もしくは、どちらかのみが作詞・作曲をしても「レノン=マッカートニー」名義を使っている。 Hello, Goodbye(ハロー・グッバイ)という曲 Hello, Goodbye(ハロー・グッバイ)は、、1967年11月に発表された16枚目のシングル曲である。 レノン=マッカートニー名義の作品だが、主にポール・マッカートニーが作った曲でリード・ボーカルも彼が担当している。 エンディングの演奏は、メンバーのアドリブである。 片方が止まれば、片方は動き出す。 「こんにちは」と言えば、「さようなら」と去っていく。 これらの対立表現から、ふたりが同じ空間に長くいられない磁石のNとSのような存在だと示唆している。 つまり、彼らは点として決して交わることがない。 「なぜ」に対して「わからない」と答えれば、そこで会話は終わるというディスコミュニケーションが簡潔に描かれる。 合間に挟まれる「Oh no」という表現から、これは彼自身が望んだ状態ではないとわかる。 ポイントはこのような相反する相手に対して、彼が繰り返す言葉が• Hello であるという点だ。 つまり彼は、 自分とは全く異なる対象を好意的に歓迎する言葉を何度も 繰り返してる。 この曲が描くのは• 決して分かり合えない人間 の別れと解釈できるが「Hello」を繰り返す彼は、まだ二人の関係を諦めていない。 自分とは全く異なるパーソナリティをもつ相手を必要としている。 さらに言えば、世の中の• あらゆる対立概念 が反発しあいながら、交わることも理解し合うこともできない様を描きながら、それらの相互的な• 対話の試み を描いてるといえる。 正反対の存在が反発しあいながら、互いを必要としてバランスをとっている様が描かれていると解釈できる。 和訳した感想 ということで今回はBeatles(ビートルズ)の• Hello, Goodbye(ハロー・グッバイ) の歌詞を和訳しました。 とてもシンプルな歌詞ですが非常に深いと感じますし、ビートルズの曲の中で好きな1曲です。 There are Geminian influences here I think: the twins. You say goodbye, I say hello. You say stop, I say go. I was advocating the more positive side of the duality, and I still do to this day. 思うに、僕の星座の影響があるんだよ、つまり双子さ。 まさに双対性の曲で、僕はより前向きな方を主張してる。 君はグッバイと言い、僕はハローと言う。 君は止まれと言い、僕は進めと言う。 僕は、よりポジティヴな方を主張してたんだ、そして今も変わらないよ と語っています。 これはポール・マッカートニーが作詞した、多くの曲に見られる特徴だなと感じます。 代表曲「」という曲も同じです。 「昨日」という誰もが単純にネガティブ(後ろ向き)な表現に落としがちな言葉を• 昨日=悩みとは無縁• 今日=悩みが日常化 という対立に据えたうえで「I believe in yesterday(僕は昨日を信じるさ)」と繰り返します。 つまり、不幸の陰りを漂わせる今日という日々を流されるままに継続したくないという抵抗です。 悩みのなかった幸福に満ちていた「昨日」を僕は信じる。 そういった日々を、僕は連れ戻せるはずなんだ、と自ら言い聞かせるように唱えています。 他にも「」という曲では、明らかに終わりが見えてる男女を描いています。 それでも男側は馬鹿みたいに最後には We can work it out 俺たちはうまくいく We can work it out ふたりはうまくやれるさ と呪文のように唱えています。 ポール・マッカートニーの書く曲は、楽観的に見えるようで実は• 負の側面 に気づいています。 背中合わせになってる陰の要素を知ってるうえで、それでも自ら主体的に• より光に満ちた方を主張する んです。 人間ってポジティブなものよりネガティブなものに惹かれるものですし、その方が簡単なんです。 (それか無理やりネガティブを排除する) でも、そうしない。 負を排除しようとせず、ただ受け入れて立場として正を主張する。 この選択的な姿勢に、力強さのようなものを感じます。 一般的に、ポール・マッカートニーよりジョン・レノンの歌詞の方が、難解で深遠だと感じる人が多数でしょう。 でも簡単なことを難しく語るより、難しいことを簡単に語ることの方が圧倒的に難しい。 私は、この曲を聴くたびに思います。 誰にでも当てはまる普遍性をもった曲。 言語的なセンスというより、俯瞰的な視座という着想・視点の問題かもしれません。 ポール・マッカートニーの曲を聴くと、悩んでも常に光の方を選ぶ人でありたい、と思います。 どんなに辛い時でも楽観性を忘れず 物事の両面をみる視野の広さを保ち 負に引き寄せられない強さを、自分の心に育てながら生きたいと思わずにはいられません。

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