コロナ 終息。 17年前のSARSから学ぼう、新型コロナ終息後の景気動向は?

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コロナ 終息

COVID-19の流行は暖かくなると収束する? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はインフルエンザと違って、暖かくなっても収束に向かう可能性は低いことが、復旦大学(中国)のYe Yao氏が主導した研究で示された。 詳細は「European Respiratory Journal」4月9日オンライン版に発表された。 米国科学アカデミー(NAS)の専門家らも、同団体のプレスリリースで「気候的には夏を迎えているオーストラリアやイランといった国々でも感染が急速に広がっていることを考慮すると、気温や湿度が上昇しても感染者数が減ることはないだろう」との予測を示している。 NASの専門家らは、「実験室での研究では、気温と湿度の上昇に伴い新型コロナウイルスの生存期間が短縮することが示されている」と述べる一方で、気温や湿度以外にも、ヒトからヒトへの新型コロナウイルス感染に影響を与え得るさまざまな要因があることを強調している。 Yao氏らは、COVID-19が流行した中国224都市における1月上旬~3月上旬のデータに基づき、毎日の気温と紫外線量、湿度の変化と新型コロナウイルス感染との関連について調べる研究を実施。 湿度と紫外線レベルを調整して解析した結果、気温が上昇しても、新型コロナウイルスの感染拡大能力は変化しないことが分かった。 また、気温と湿度で調整して解析した場合も、紫外線の量により感染率が変わることはなかった。 Yao氏は「われわれの研究では、高い気温や紫外線量がCOVID-19の感染拡大を抑え得るとする仮説を支持する結果は得られなかった。 現時点では、暖かくなればCOVID-19の感染者数が減ると考えるべきではないだろう」と説明している。 こうした特徴は、2012~2013年に流行した中東呼吸器症候群(MERS)に類似していると、同氏らは指摘する。 流行当時、アラビア半島では、気温が華氏113度(摂氏45度)まで上昇したにもかかわらず、MERSの感染拡大は続いていた。 ただし、Yao氏らは、今回の研究結果が確定的なものではないことを強調しており、「今後、より長期の追跡期間で、より幅広い範囲の気温との関係を調べる研究を行う必要がある」としている。 しかし、希望も残されている。 Yao氏らも説明しているが、寒い季節には上気道感染症の患者が増えるが、暖かくなるにつれて感染者数は減る。 その明確な理由は不明だが、複数の要因が考えられるという。 例えば、夏になって日照時間が増えると人々のビタミンDレベルが上昇し、免疫システムが活性化する可能性があること、また、日光の紫外線がインフルエンザや一般的な風邪の原因となるウイルスを死滅させる可能性があることなどだ。 さらに、夏には学校が休みになる国が多く、小児の間で感染が広がりにくくなることも感染の抑制に寄与している可能性があるという。 この報告を受けて、米ロング・アイランド・ジューイッシュ・フォレスト・ヒルズの感染症専門医Miriam Smith氏は、COVID-19の感染拡大の勢いを最終的に弱めるのは、気候以外の要因だろうとするYao氏らの見解に同意を示している。 その上で、「集団免疫の獲得や科学的根拠に基づく有効な治療法の導入、ワクチンの開発が実現するまでは、引き続きソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)が感染拡大を阻止するための重要な戦略になるだろう」と話している。 All rights reserved.

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17年前のSARSから学ぼう、新型コロナ終息後の景気動向は?

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何をもって新型コロナは「終息した」と言えるのか。 過去のパンデミックの場合は(写真:issei Kato/ロイター) 新型コロナウイルスのパンデミックは、いつ、どのようにして終わるのだろうか。 歴史学者によると、パンデミックの終わり方には2通りあるという。 1つは医学的な終息で、罹患率と死亡率が大きく減少して終わる。 もう1つは社会的な終息で、病気に対する恐怖心が薄れてきて終わる。 「感染症の終息はとても混沌としている」 「『いつ終わるんだろう』と人々が言う場合、それは社会的な終息を指している」と、ジョンズ・ホプキンス大学の医学史学者、ジェレミー・グリーンは言う。 つまり、病気を抑え込むことによって終わりが訪れるのではなく、人々がパニック状態に疲れて、病気とともに生きるようになることによっても、パンデミックは終わるということだ。 ハーバード大学の歴史学者、アラン・ブラントは、新型コロナウイルスでも同様のことが起こっているという。 「経済再開の議論を見る中で、いわゆる『終わり』は医学的なデータによって決まるのではなく、社会政治的なプロセスによって決まるのではないかと、多くの人が思っている」。 エクセター大学の歴史学者、ドラ・バーガは言う。 「(感染症の終息は)とても混沌としている。 過去の例でも、終息の理由がなかなか明確には説明できない。 流行の終息は誰のためなのか、誰が終わりを宣言できるのか、なかなか見えてこない」。 2014年、アイルランド王立外科学院のスーザン・マリーは、アイルランド農村部の病院のフェローだったときに、その状況を目の当たりにした。 その頃までに、西アフリカでは1万1000人以上がエボラ出血熱で死亡していた。 エボラ出血熱は感染力が強く、致死率も高いおそろしい病気だ。 流行は収まりつつあり、アイルランドで患者は確認されていなかった。 しかし、人々の恐怖は明らかだった。 「街中でも病院でも、みな不安に駆られていた」と、マリーは近ごろ『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌に発表した論文で述べた。 「肌の色がそういう色であるだけで、バスや電車のほかの乗客から、怪しまれるような視線を向けられた。 咳を1度でもしようものなら、周りから人が遠ざかっていった」。 アイルランドで恐怖だけが続く中、WHO(世界保健機関)はエボラ出血熱の流行は終わったと宣言した。

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コロナ禍はいつ収まるのか、山中教授が出した答え:日経バイオテクONLINE

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香港(CNN) 今年に入り、新型コロナウイルスが世界中に蔓延(まんえん)し始めたとき、一部の人がそろって口にする1つのフレーズがあった。 緊急措置を講じて感染拡大を食い止めようとする動きに懐疑的な人々が繰り返していたそのフレーズとは、「インフルエンザみたいなものじゃないか」。 病気になりやすい人にとっては危険だが、定期的に流行する疾患であり、地域の封鎖が必要になるほどのものではないとする見方だ。 現在、我々はこうした評価が間違いであることを知っている。 これに対し、冬場に流行するインフルエンザの致死率は0.1%程度となっている。 新型コロナウイルスは感染力もおおよそインフルエンザ並みに強いとみられているが、現時点で特定の治療法や季節性のワクチンが存在しない。 一方、専門家らがあってほしいと期待するインフルエンザとの共通点を1つ挙げるなら、春に終息する性質がそれに当たる。 インフルエンザは寒冷かつ乾燥した環境で勢力を強める。 北半球のほとんどの地域で冬がインフルエンザの季節とされているのはそのためだ。 米軍に所属する医療研究者のネルソン・マイケル氏は、新型コロナウイルスもインフルエンザと同様、「気候が温暖になれば現在ほど問題にならなくなる可能性がある」とする一方、季節が巡って寒くなったときにまた流行するかもしれないと警鐘を鳴らす。 望ましい展開は、政府や人々の思い切った対策で新たな感染者が減少し、気候が暖かくなる中で感染拡大の範囲が狭まることだ。 実現できれば各国の保健医療システムに余裕が生まれ、最初の段階で急増した患者への対応が可能になる。 ワクチン開発のための時間も稼げる。 マイケル氏は現在取り組んでいる施策の多くについて、「あくまでも、流行の第二波と呼ばれるものへの備えだと認識することが極めて重要」と強調する。 しかしもし、新型コロナウイルスの性質がインフルエンザと異なっていたらどうなるだろうか? 年間を通して感染率が高いままなら、果たして対処できるのか? 100人以上の感染を確認しているシンガポールは高温多湿の気候がほぼ1年中続く。 オーストラリアにブラジル、そしてアルゼンチン。 どの国も今が夏の真っただ中だが、それでも数十人規模の感染が報告されている。 新型コロナウイルスについては、特定の気候で特に活発になることを示す証拠がある。 感染が最悪の水準にまで拡大した地域のいくつかは、だいたい同じ緯度に位置している。 ウイルスが最初に発見された中国湖北省の武漢をはじめ、イラン、イタリア、韓国がこれに当てはまる。 これらの地域は気温がほぼ同じくらいで、湿度にも相関性がある。 米メリーランド大学の研究者らは、こうしたデータを活用して世界の他の地域を分析し、差し迫った感染拡大のリスクの有無を調べようとしている。 研究はまだ初期段階であるものの、同大学のデータからは、特定の気象条件が感染拡大を加速する要因になっている可能性が認められる。 研究論文では「平均気温、湿度、緯度(北緯30~50度)が同程度なのに加え、これらの地域では感染拡大のタイミングも一致している。 それは年間最低気温を記録する時期であり、1カ月以上にわたって比較的気温が安定する中で感染の拡大がみられる」と述べている。

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