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レムぅ 評価

4月29日、抗ウイルス薬レムデシビルの臨床試験において、COVID-19に対する有効性が確認されたという報道がされた。 現在、高いエビデンス・レベルで有効性が確認されたのはレムデシビルが最初である。 これを受けて米国は、5月1日にレムデシビルの緊急使用を承認した。 わが国でも特別承認制度により5月8日以降、臨床使用が可能となった。 現時点では、レムデシビルの有効性のデータは限定的であり、安全性情報も少ない。 このためリスクとベネフィットのバランスを考慮し、重症患者に限定した投与が想定されている。 はじめに 緊急事態宣言の延長が決定され、さらなる自粛要請が出された5月2日より数日前の4月29日にレムデシビルに関する大きなニュースが世界に伝えられた。 1月末のパンデミック発生以来、複数の既存薬や候補化合物がCOVID-19に対する有効性を期待して用いられてきたが、高いエビデンス・レベルで有効性が確認されたのはレムデシビルが最初である。 これを受けて米国は5月1日にレムデシビルの緊急使用を承認し、わが国でも特別承認制度により5月8日以降臨床使用が可能となった。 これによりレムデシビルが今後当面の間COVID-19に対する標準治療薬に位置付けられ、これを基準に新薬開発が進められると予想される。 本稿ではこのレムデシビル開発の経緯、エボラ出血熱など他ウィルス疾患への効果、COVID-19における臨床試験などについて概説する。 編集注:特別承認については、こちらの情報を参考にしてほしい。 開発の歴史 話の始まりは2012年に発生したエボラウイルス疾患(Ebola virus disease : EVD のアウトブレイクに遡る。 EVDは1976年にザラ(南スーダン)とのヤンバク(ザイール)のエボラ 川周辺で報告された致死率の高い出血熱で[2, 3]、発見以後散発的に発生していたが(記録によると29回)、2013-2016年にかけてのアウトブレイクは酷くギニア、リベリアそして シエラレオネを中心に拡大し28,646人の感染者 と11,323人の死者を出す惨事となった[4, 5]。 この時は890名の医療関係者も感染し、その致死率は57%に達し、その医療人材の損失と医療崩壊が大きな問題となった[5]。 EVDに対する治療薬が求められる中で、米国Gilead Science社は米国CDC、USAMIIDとの共同でエボラを狙った創薬に着手した。 エボラウイルス(Ebola virus :EVOV は一本鎖マイナス鎖RNA ウイルスの Filoviridae科に属するウイルスである。 他のRNAウイルス同様に自己複製にはRNA dependent RNA polymerase(RdRp)を必須とする事から、RdRpを治療標的としてリボース・アナログを中心に探索と開発を行った結果、見出されたのがGS-5734 レムデシビル:remdesivir である。 構造式を【図1a】に示すが、アデノシン1リン酸の競合物であり、特徴として C-nucleoside構造を持っている。 この構造は宿主のRNA polymeraseに認識されないために重要あり、これにより毒性が軽減される。 また、phosphoramidates ProTides の形で 1リン酸をすでに有する事から、細胞内におけるnucleosideの3リン酸化反応の律速段階である、最初のリン酸付与の過程をスキップすることができる。 さらに1リン酸付与による電荷を相殺して細胞内への取り込み効率を上げるためフェノールとアミノ酸エステルが付与されている。 GS-5734は細胞内に取り込まれると細胞内のエステラーゼ carboxy esterase I, cathepsin A等 の働きで[6]、フェノールとアミノ酸エステルが切断され、さらにリン酸が2個付与されて活性化される【図1b】[7]。 図表2 Remdesivirの薬物動態 a , b はDustin Siegel et al. , J. Med. Chem. Warren et al. , Nature 531:381-399のFigure 2bより 2. この結果からレムデシビルは1日一回の投与で十分と判断された。 また[ 14C]標識のGS-5734の投与で、睾丸、精巣状態、中神経などの解剖学的聖域にも到達していることも確認された【図2c】[9]。 Ebola virus disease EVD への使用経験 ヒトへの使用経験であるが、今までに2例のEVDへのレムデシビル投与が報告されている。 1)EVD回復後に髄膜脳炎で再発した39歳の女性へのRemdesivir投与報告 [10] レムデシビルがEVD治療を目的として最初に投与されたのはスコットランド出身の看護師Pauline Cafferskyで2014年12月にシエラレオネでの人道的活動中にEBOVに感染。 後遺症を呈しつつも一旦社会復帰をしたが退院9ヶ月後に髄膜脳炎を発症。 再入院第2病日に採取したCSFのqRT-PCRでEBOVが検出される。 MIL77[13]による治療を受けるも、アレルギー反応を呈したため中止となった。 第7病日からレムデシビル150mgの投与を開始し、14日間継続投与した。 投与開始後VLは速やかに減少し、第33病日に退院した。 臨床経過からはレムデシビルの投与が有効であったと推測できるものの、同時にステロイドも使用しており、レムデシビルの抗ウイルス効果と判断するには至らなかった。 尚、レムデシビル投与中に重篤な有害事象は認められなかった。 2)新生児のEVDへのremdesivir投与報告 [14] ヒトへの投与2例目はEBOV胎内感染の新生児である。 Conakry(ギニア)のNongo Ebola治療センターに発熱、無気力、結膜充血を主訴に25歳女性が受診。 qRT-PCRでEVDと診断。 患者は妊娠しており、妊娠28週と自己申告した。 EVD治療としてfavipiravir[15]の投与が行われた。 第5病日に2,800gの女児を出産。 母親は出産に伴う出血で死亡。 女児は発育状況から35-36週と判断された。 出産45分後に行われた末梢血のRT-PCRでEBOVが検出された。 投与開始2日後に血中VLは検出限界以下を達成。 出生33目に3100gで退院。 12ヶ月目のfollow upの時点で正常に発育していることが確認されている。 いずれの症例報告もレムデシビル投与後に速やかに血中VLの低下を認めており、レムデシビルがEBOVの増殖抑制に有効であったと推察されるが、他の実験的治療も併用されており、レムデシビルのみが有効だったと結論するには至っていない。 EVDに対する有効性を立証するには前向きの臨床試験が必要と考えられる。 また、2018年にコンゴ民主共和国で実施されたEVDに対する実験的治療法4種のRCTでは3つの抗体製剤armとともにレムデシビル armも組まれており、175症例が割り付けられている。 レムデシビル の投与スケジュールは200mgx1日、2日目以降は100mgのiv投与が行われている。 他3剤と同様に、レムデシビルの投与により、血中VLの減少が記録されているが、この試験ではレムデシビルがEVDに有効であることを前提に組まれているため、レムデシビル自体の評価は記述されていない[16]。 レムデシビルのEBOV以外のRNAウイルスに対する有効性の検討 レムデシビルはRdRpを標的として開発された事から、他のRNAウイルスに対する有効性についても検証されている。 Michael K. また、 Coronaviridae科のウイルスに幅広く、SARS-CoVに近いHKU3株、WIV1株、SHC014株や MERSに近いHKU5株などのコウモリに感染するウイルについても阻害活性を示すと報告をしている。 この結果は Coronaviridae科のウイルス間においてRdRpが比較的よく保存されている事実と合致する。 MERSへの有効性が確認されていたGS-5734はパンデミック早期から有望な候補として挙げられていた[18]。 MERSに対するレムデシビルの in vivoでの有効性はアカゲザルの感染モデルで報告されている。 SARS-CoV-2への有効性の検討 ここまで述べてきたように Coronaviridae 科に属するウイルスの増殖をレムデシビルが阻害することは複数の研究グループの手で、異なる手法によって確認されており、再現性のある事象と考えられる。 この事から、今回のSARS-CoV-2パンデミックの早期からレムデシビルは有望な治療薬剤候補薬として複数の臨床試験が組まれてきた。 現在までに3つの試験の報告が発表されている。 1)COVID-19重症例に対するレムデシビルの人道的使用の報告 [21] 2020年1月25日から3月7日までの期間にCOVID-19重症症例に対するレムデシビルの人道的使用が行われた。 61名の患者が少なくとも1回の投与を受けており、論文ではこのうちデータの揃っている53名について記述している。 53名の内訳は米国:22名、EUとカナダ:22名、日本:9名であった。 53名中30名(57%)が人工呼吸器装着、4名(8%)がECMO装着していた。 この試験では予め設定されたエンドポイントはないが、臨床上重要な事象 酸素療法の状況、侵襲的な呼吸管理、ECMOの使用、退院、有害事象 については症例数を数えている。 加えて、生存退院症例数、「six-point ordinal scale」(表1)で2ポイント以上の改善症例数を評価した。 18日までの経過観察で、oxygen support classが改善したのが36名(68%)、そのうち17名は 人工呼吸器装着から離脱している。 また、25名(47%)が退院し、7名(13%)が死亡した。 28日目の時点で、臨床的に改善が見られた症例の累積頻度は84%で、侵襲的呼吸管理を受けていた症例、あるいは70歳以上の症例で改善が低い傾向が認められた。 有害事象は32例(60%)から報告された。 高い頻度で報告されたのが肝機能障害(23%)で、下痢(9%)、皮疹(8%)、腎機能障害(8%)が続いた。 また12名(23%)に重篤な有害事象が報告された。 これは多臓器不全、敗血症性ショック、急性腎不全、血圧低下であり、侵襲的呼吸管理を受けている症例に認められた。 この報告を読むにあたっては幾つか留意すべき点がある。 まず症例数が少ない事、レムデシビルの評価が病状の改善のみで、ウイルス学的な検討(ウイルス量の推移など)が成されていない事、そして対照群が設定されていない点などである。 COVID-19は自然治癒する感染症であることから、重症化症例においても抗ウイルス薬の有効性の評価は難しい。 これらの疑問点については現在進行中の前向き、無作為割付、二重盲検の臨床試験において解決されるものと期待される。 2)成人の重症COVID-19に対するレムデシビルの有効性について [22] 2020年4月29日にLancet誌に中国で行われたレムデシビルの無作為割付、二重盲検、プラセボコントロール、他施設臨床試験(NCT04257656)の結果が掲載された。 2020 年2月6日から3月12日にかけて 湖北省の医療機関10施設から255例がスクリーニングされ、237例が試験登録基準に合致した。 試験のプライマリ・エンドポイントは入院後28日の時点での臨床症状の改善の日数で、その定義は「six-point ordinal scale」【図表3】の2ポイント改善、もしくは退院のいずれか先に達成した日数とされた。 4)」とした。 これを立証するには両群合わせて325の改善事例が必要とされ、症例の80%が28日以内に達成し、10%が脱落するという推計のもと452名の登録を計画した。 しかし、3月12日にプロトコルに記載された試験中止基準に抵触したため、237名で登録中止となった。 158例がレムデシビル群に79例がプラセボ群に割り付けられた。 その結果、試験の統計学的パワーは80%から58%に低下した。 0-28. 0]、プラセボ群でメジアン23日[IQR 15. 0-28. 0]、HR 1. 23と統計学的有意差は認められなかった。 尚、サブグループ解析で症状発症後10日以内にレムデシビルあるいはplaceboを投与された症例に限定して見ると、統計学的有意性は認められないものの、レムデシビル群でメジアン18日[IQR 12. 0-28. 0]、プラセボ群でメジアン23日[IQR 15. 0-28. 0]、HR 1. 52と数字上はレムデシビル群が早く改善していた。 これは試験デザインの時の仮説に近い値であり、興味深い結果である。 死亡率であるが、28日の時点でレムデシビル群22例(14%)に対して、プラセボ群で10名(13%)と有意差は認められていない。 また、この試験ではウイルス学的な解析も行われており、237名のうち196名について上気道および下気道分泌液のqRT-PCRが行われている。 経過に伴い、ウイルス量は低下し、28日の時点で、153例(78%)が陰性化している。 ウイルス量の低下スピードも、陰性化率もレムデシビル群とプラセボ群で差は認められていない。 有害事象はレムデシビル群で102例(66%)に対し、プラセボ群で50(64%)報告された。 また重篤な有害事象はレムデシビル群で18例(12%)に対し、プラセボ群で20(26%)であり、いずれも両群で有意さは認められなかった。 ただ、有害もしくは重篤な有害事象で薬剤を中止する症例はプラセボ群で4(5%)に対してレムデシビル群で18例(12%)と高頻度であった。 以上のデータから 本論文はCOVID-19に対するレムデシビルの有効性は認められなかったと結論付けている。 本試験は緻密にデザインされているが、 結果の解釈にあたっては登録数が計画の52%にしか達しておらず、それによる統計学的パワーが弱まったことを考慮しなければならない。 その上で、次に述べるNIH ACTT1試験の結果と合わせてレムデシビルの評価をすることが必要だと思われる。 3)NIH ACTT1試験 [1] 入院加療中のCOVID-19患者を対象としたNIAID主導の無作為割付、二重盲検、プラセボコントロール、他施設臨床試験である。 21カ国から64施設が参加。 最終的に1036名が登録。 4月29日中間報告が発表された。 001. 特に回復までのメジアン値がプラセボ群の15日に対して レムデシビル群は11日であった。 死亡率は レムデシビル群8. 059. とレムデシビル 投与群で低い傾向が認められた。 本稿の冒頭にも述べたが、COVID-19 に対する有効性が高いエビデンス・レベルで確認されたのは本ACTT1試験が初めてであり、最終的な解析結果が待たれる。 尚、上述したように同日にLancet誌に発表された中国からの報告は相反する結果を示しており、2つの試験の結果の相違が何から生じているのか、試験のデザインや登録患者の背景などの詳細な分析が求められる。 以上、現状を打開する一筋の光明とも言えるレムデシビルについてまとめてみた。 本邦では特別承認制度により5月8日以降の臨床使用が可能となったが、現時点ではまだ有効性のデータも限定的であり、安全性情報も少ないことから、リスクとベネフィットのバランスから重症患者に限定しての投与が想定されている。 報道によるとGilead Science社は本稿執筆5月8日時点で14万人分の在庫を確保し、年内に100万人分製造するという。 ただし、わが国への配分量や供給のスケジュールは未定である。 また、レムデシビルはEVD治療薬であり、SARS-CoV-2に最適化された薬剤ではない事から、SARS-CoV-2に特異的な、より強力な薬剤の開発が切望される。 参考文献 Eboraへのremdecivir使用例の詳細については以下の論文を参照されたし。 Jacobs, M. , et al. 2016. [10]• Dornemann, J. , et al. 2017. [14] COVID-19へremdecivir使用した臨床研究報告の詳細は以下の論文を参照されたし。 Grein, J. , et al. 2020. [21]• Wang, Y. , et al. 2020. [22] [ 引用文献]• NIAID 2020. Bull World Health Organ. 1978 56 2 : 271-293• Bull World Health Organ. 1978 56 2 : 247-270• Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2017 May 26; 372 1721 :• J Epidemiol. 2017 Oct; 27 10 : 455-461• Antimicrob Agents Chemother. 2016 Jan; 60 1 : 316-322• J Med Chem. 2017 Mar 9; 60 5 : 1648-1661• Antimicrob Agents Chemother. 2007 Aug; 51 8 : 2920-2928• Nature. 2016 Mar 17; 531 7594 : 381-385• Lancet. 2016 Jul 30; 388 10043 : 498-503• PLoS One. 2016 11 9 : e0162199• Sci Rep. 2014 Nov 6; 4 6881• Sci Rep. 2018 Dec 4; 8 1 : 17628• J Infect Dis. 2017 Jan 15; 215 2 : 171-174• PLoS Med. 2016 Mar; 13 3 : e1001967• N Engl J Med. 2019 Dec 12; 381 24 : 2293-2303• Sci Rep. 2017 Mar 6; 7 43395• Sci Transl Med. 2017 Jun 28; 9 396 :• Proc Natl Acad Sci U S A. 2020 Mar 24; 117 12 : 6771-6776• Cell Res. 2020 Mar; 30 3 : 269-271• N Engl J Med. 2020 Apr 10;• The Lancet. 2020 April 29;• ご挨拶• New• タスクフォース報告書• 在宅医療と介護におけるCOVID-19対応の課題と解決策、提言タスクフォース• New• COVID19集中治療体制にかかわるタスクフォース• COVID-19感染対策におけるPCR検査実態調査と利用推進タスクフォース• 緊急提言• 辻 哲夫 New• 村上 陽一郎• 早水 研• 清家 篤• 小堀 鷗一郎• 中島 隆博• 藤山 知彦• 平野 俊夫• 白井 克彦、他• 小宮山 宏• 喜連川 優• WHOから• New• 行政・法・倫理・社会• New• New• New• 予防・疫学• New• 診療の話題• New• 病態・診療• タスクフォースからの提言• 医療現場の課題• New• New• クリニック・在宅・介護• 教育の話題• New• 学会の動向• 海外の動向• New•

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【#コンパス攻略】レムの立ち回りかたとおすすめ理想デッキ [ファミ通App]

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通常、医薬品は承認されるまで1~2年はかかるが、レムデシビルは申請からわずか3日での承認だ。 異例ともいえる超スピードで承認されたレムデシビルだが、未解明の新型コロナウイルスに対して、どのような基準で効くと判断されたのか。 米中でレムデシビルの治験が行われたが、結果が効く、効かないで正反対だったと報じられている。 レムデシビルは新型コロナに効くのか、なぜ米中の治験で異なる結果が出たのか。 そもそも薬が効くとはどういう状況なのか、医薬品開発に携わる薬剤師として考えてみたい。 先日「期待のアビガンが簡単に処方できない理由」という記事で書いたが、新型コロナの特効薬として期待されているアビガンも、元々は新型インフルエンザの薬だ。 新型コロナの薬として開発されたものではなく、その副作用から厳重な取り扱いが求められている薬である。 レムデシビルは、この薬を開発した米国の製薬会社、ギリアド社の試験で新型コロナウイルスの患者に試したところ効果が確認され、候補薬に挙がるようになった。 2月24日、中国を視察した世界保健機関(WHO)の担当者が、「現時点で本当に治療効果があるとみられる唯一の薬」と発言したことで期待は高まり、多くの治験が開始された。 しかし4月29日に米国と中国から出された臨床試験結果は正反対だ。 「回復が早まった」とする米国に対し、中国では「効果は確認できなかった」とされた。 これは日本国内のメディアでもすでに多数報じられている。 なぜこのようなことが起きたのか。 薬は効くか効かないか2つに1つ、白黒はっきりするものではないのか? と不思議に思うかもしれない。 この治験結果の違いから見えてくるのは、「薬が効いた」と判断する基準と、その基準の決め方の難しさだ。 米中、そしてギリアド社の治験の詳細な違いは後述するが、どんな指標を使って、どの程度変化したら改善と判断するのか、その定義によって結果は変わってしまう。 評価項目の妥当性を研究することもあるほどだ。 より正確にレムデシビルの効果を調べるため、それぞれの試験の計画段階で、専門家が適切な評価方法を十分に検討してはいるものの、「薬が効いた」という判断はそれでも難しい。 加えて中国の治験は、都市封鎖の影響で患者が減少し、計画していた人数が集まらず途中で打ち切られた経緯もある。 予定通りの人数が集まっていたら、また違った結果が出ていた可能性もある。 つまり、患者が改善するまでの日数が、レムデシビルを使った患者と使わなかった場合で差があるかどうかを確かめた。 結果を簡単にいえば、レムデシビルを使おうが使うまいが、改善までの日数に差はなかった。 差がないという結果なので、確かに「効果は確認できなかった」という結論は正しい。 (2)ACTT試験 (米国国立アレルギー感染症研究所:NIAIDの治験) この治験では退院するか、日常生活に戻るまでの回復期間を指標として、レムデシビルを投与してから15日目の患者の状態を8段階で評価している。 結果は、レムデシビルを使った方が、使わないよりも早く回復するという結果になった。 一方で死亡率は、レムデシビルを使っても使わなくても差はなかった。 (3)アメリカ・ギリアド社 SIMPLE試験 この試験では、患者の「改善」とは、7段階スケール(退院~酸素療法の必要性~死亡)で評価し、投与前と後で2段階以上の改善が見られることとした。 また、酸素療法と治療が不要となるか、退院することが「回復」と定義された。 現在、試験は実施中である。 それぞれ評価方法は少しずつ異なっているが、レムデシビルが効くかどうかは、患者の臨床的な状態を6~8段階で評価すること、その指標で2段階以上良くなったとした場合を改善と定義していることが共通している。 そしていずれの治験も事前に決めた評価方法に沿って、効果あり・効果なし、という結論が出ている。 したがって評価基準が違えば、また違った結論になっていた可能性がある。 どれかが正しくてどれかが間違っているということではなく、あくまで評価基準の違いが結果に反映された、ということになる。 これが難しい論点であることを示す話がある。 「3た論法」だ。 薬を使って症状が良くなったとき、「使った、治った、効いた」(3つの「た」)と単純に評価してしまうロジックを指す。 その薬を飲まなかったとしても自然に治っていたかもしれないし、併用していた他の薬が効いたのかもしれない。 「3た論法」では、本当にその薬が効くかどうかは判断できない。 この論法を使うと「雨乞いはすべて当たる」ことになってしまう。 ずっと雨乞いをし続けていると、いつかは雨が降るからだ。 そこで、医薬品に効果があるかどうかを確かめるためには指標を用いる。 そして「効果あり」とする基準も決める。 スポーツに例えるならば、指標とは得点、基準とはルールだ。 例えばサッカーならば、勝ち負けは得点=指標で判断し、ゴールにボールを入れると1点、というルール=基準が必要だ。 治験を開始する前には、何がどうなれば薬が効いたと判断するか指標や基準が決められる。 例えば指標には、死亡率や再発率、血圧や臨床検査値などがある。 米中で結果が正反対になった理由も、サッカーに例えた通り、ルールを変えてしまえば得点が変わり、結果として勝敗も変わり得る。 これと同様にどんな指標を用いるかによってその治験の結果が変わる、ということになってしまう。 薬が効くかどうかを調べる場合、どのような指標をどんな基準で用いるかは、結果を左右するほど重要な問題なのである。 特例承認の条件の1つに、「一定数の症例データが蓄積されるまで、可能な限り全症例についてデータを収集、報告する」とある。 治験では、決められた指標によって「効く」と判断されたレムデシビルではあるが、今後はさまざまな人種、年齢、合併症を持った人が、他のいろいろな薬と併用することが想定される。 薬が効くとは必ずしも病気が完治すること、予後がずっと健康であることを意味するわけではない。 例えば抗がん剤は、がんの腫瘍が小さくなれば「効く」と治験では判断されることが多い。 新型コロナウイルスに感染した人が、レムデシビルで一命を取り止めて退院できた。 その場合、基準上明らかに「改善」だ。 しかしその後、完治できない深刻な副作用が発生する可能性もある。 アビガンで懸念されるような副作用が、レムデシビルにはないと言い切れる段階にはない。 人はなぜ薬を使うのか。 病気から回復するため、日常生活を送るため、その先の未来を生きるためだ。 レムデシビルは、薬としてまだ最初の一歩を踏み出した段階にすぎない。 新型コロナウイルスに対する特効薬となるかは現時点では未知数であるが、医薬品に携わる職業人のひとりとして、そして薬に助けられるかもしれない一個人として、今後の調査結果に期待したい。 (松本華哉 薬剤師 企画協力:シェアーズカフェ・オンライン).

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【オセロニア】レム|評価・ステータス・スキル

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この記事のもくじ• オセロニア レム 評価・特徴 総合評価 キャラ 総合評価 レム 4点/5点 特徴・使い方 デスノートコラボで開催されるコロシアムイベント「レム杯コロシアム」でゲットできるキャラ。 2017年9月8日 金 12:00~2017年9月20日 水 11:59 まで開催されます。 期間中しかゲットできないので開催期間中に必ずゲットしておきましょう。 このレムは、デスノートコラボ限定キャラの「弥 海砂」と「ワタリ」の闘化素材になっています。 ガチャでゲットした方はレムは複数体ゲットしておきたいですね。 ゲットしてない方も最終日の単発ドリームでゲットできるかもしれないので多めに持っておきたいですね。 そして神属性なのに魔界印という非常に珍しいキャラクターとなります。 まさしく A駒版のバステトですね。 コンボスキルはリンク条件があり、「盤面に自分の魔駒が1枚以上あるとき」という神属性にしては非常に珍しいリンク条件です。 評価は 評価は5点4点にしています。 バステトを使ったことがある方は、強さとHP調節の便利さが分かると思います。 しかし、最近ではスキル発動にHPの条件がない強力なアタッカーSキャラ 闘化ミアクレルや闘化ゼルエルなど が増えるにつれてバステトを見かける事も少なくなりました。 少しずつ環境が変わってきているのは間違いないです。 しかし、デッキにエンデガやアラジンを編成している方、ミアクレルなどを持っていない方にとっては重宝するのではないでしょうか。 さらにレムは、ATKが蘭陵王よりも低いためルキア対策にもばっちりです。 自傷ダメージと与えるダメージを計算してみました。 最大HP 自傷ダメージ 与えるダメージ 20000 1400 1610 23000 1610 1852 25000 1750 2012 28000 1960 2254 このように計算してみると非常に微妙な性能です。 環境が少し変化したので最新の強力なキャラを持っている方からすればスタメン入りは厳しいかもしれません。 しかし、HP調整、ルキア対策として入れてみるのは面白いかもしれないですね。 コンボスキル スキル 白き愛情 【進化前】最大Lv 2 【進化】最大Lv 3 効果:Lv1 [リンク]回復:ターン開始時、盤面に自分の魔駒が1枚以上のとき発動できる。 効果:Lv2 [リンク]回復:ターン開始時、盤面に自分の魔駒が1枚以上のとき発動できる。 効果:Lv3 [リンク]回復:ターン開始時、盤面に自分の魔駒が1枚以上のとき発動できる。

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