宮田 八郎。 穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録 ブルーレイ|自然・紀行|ブルーレイ

宮田八郎を捜すために

宮田 八郎

これを受けて、6日、宮田さんのブログに、山荘スタッフによると思われる記事がアップされました。 そして、マスコミ各紙では7日に報道されました。 宮田さんは4月5日、山岳ガイドの木村道成さんと2人で、南伊豆町からシーカヤックで海に出たまま行方不明になり、3日後に木村さんだけが遺体で見つかりました。 その後も山荘関係者や仲間たちが捜索を続けていましたが、5月23日に着衣などから宮田さんの可能性が高い遺体が発見されていました。 宮田さんは、の仕事のかたわら、写真と映像制作を続けていました。 山荘に常時いる人ならではの美しい画像・映像のかずかずを公開して、私たちに山のすばらしさを伝えてくれました。 その一端は、山荘公式サイトで見ることができます(クレジットはないですが、宮田さんの作品でしょう)。 また、宮田さんので、映像作品その他を購入することもできます。 宮田さんのブログでは、山荘経営とは少し異なる、宮田さん個人の視点からの発言がありました。 山荘スタッフから見た「近ごろの登山者は?」というような興味から、私も時々フォローさせていただきました。 すなおに共感できるところが多く、面識はなかったですが、旧知の間柄のような感覚で読むことができたものです。 なかでも遭難救助に関わった時の切迫した記事、今どきの問題ありな登山者を叱咤する記事、そういう描写の底に流れている、山と人間を何よりも大切に考えている感情に、宮田さんの本質が出ていたように思います。 宮田さんがマンガ『岳』のモデルだったということは、今回の報道で初めて知りました。 そうでなくとも、宮田さんのファンは多かっただろうと思います。 宮田さん、どうぞ安らかに。 夏山登山は各地の状況に注意を要するが、情報把握はまだほとんど不可能。

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『穂高小屋番レスキュー日記』の感想「宮田八郎さんは暖かいね」

宮田 八郎

俳優・小栗旬さん主演、長澤まさみさんヒロインで実写映画化された漫画『岳 みんなの山』にも登場する北アルプス・穂高岳山荘の小屋番・宮田八郎さんが、4月に発生したカヤック事故で亡くなられていたことが明らかになりました。 52歳でした。 宮田八郎さんは4月5日午前に、山岳ガイド・木村道成さん 61 と共に2人乗りのシーカヤックに乗り、静岡県南伊豆町の海岸から沖合に出てから行方不明となり、3日後の同8日午前5時半過ぎに、同県沼津市本の海岸で男性の遺体が漂着しているのが発見され、木村さんの遺体であることが確認されました。 身に着けていた衣服などからこの時点ですでに、宮田八郎さんである可能性が非常に高いとみられていたのですが、特定のため科学捜査研究所(科捜研)でDNA鑑定を行った結果、宮田さんの遺体であることが分かったと5日に家族へ伝えられたといいます。 宮田八郎さんは6月に、北海道知床半島でのシーカヤックツアーを計画し、それに向けたトレーニングを南伊豆で行っていたほか、ヒューマンドキュメンタリー作品の心象風景や、宮田さんが力を注いでいた星空の撮影地がこの地だったため南伊豆を訪れており、その最中にシーカヤックで事故に遭ってしまったとのことです。 そして、宮田八郎さんの訃報を受けてネット上では、• 山のエキスパートが海で遭難事故ってやるせないな• 山を愛した山男が海で亡くなるって切ないですね。 ただ遺体が戻ってきてくれて良かった。 岳もああいう話だったからね…。 救助者は自分の身を削って仕事をする。 今までお疲れ様でした。 どんなベテランでもやっぱり自然はこわいね。 けど遺されたものにとってはご遺体があがったのは区切りとして良かったと思う。 ご冥福をお祈りします。 山を嗜む者として存じ上げておりました。 心よりご冥福をお祈りします。 などのコメントが寄せられています。 兵庫県神戸市生まれの宮田八郎さんは、学生時代に長野県と岐阜県をまたぐ北アルプスの穂高岳を訪れ、1991年に穂高岳山荘のスタッフとなり、1994年~2006年にかけては同山荘の支配人を務めていました。 漫画家・石塚真一さんが2003年~2012年に『ビッグコミックオリジナル』で連載していた漫画『岳 みんなの山』では、北アルプスの中でも人気が高い穂高岳や槍ヶ岳周辺を舞台としており、穂高岳山荘の小屋番を務めている宮田八郎さんは、岳天山荘の経営者で救助隊の「宮川三郎」という名前で登場していました。 生前の木村道成さんを知る方がブログに投稿した記事を読むと、木村さんはシーカヤックが大好きだったそうで、山岳ガイドを務めながらも海についてもそれなりの知識を持っていたとみられ、まさかこのような事故で命を落とすとは思ってはいなかったと思います。 お2人はまだ50代と60代前半で、今後もやりたいことは多くあったと思いますし、遺された家族の方々のことを思うと非常に胸が苦しくなります。 宮田八郎さんと木村道成さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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宮田 八郎

宮田八郎さんとは? 宮田八郎さんは、穂高岳山荘の小屋番を務められ、同時にレスキューの最前線で活躍された人です。 残念ながら、海の事故でお亡くなりになってしまいました。 生前から山小屋のブログを通じて、自分の言葉を伝えてこられました。 その人柄は、元気ハツラツで暖かく、多くの登山者に慕われていました。 実際に会った人はもちろん、その言葉に触れた人も、 なんか自然に惹かれてしまう そんな人でした。 生前のブログや、残されたエッセイなどを編集し、まとめたものが、こちらの本になります。 しかしこの本で紹介されるエピソードは、山の遭難やレスキューのことがほとんどです。 珍しい本だと思います。 「遭難の話ばかり? うーん、そういうのはちょっと・・・」 と思った人、ちょっと待ってください。 この本で書かれている遭難やレスキューは、たしかに事故ですし、命が失われることも多いです。 でも、宮田八郎さんの視点で、言葉で書かれると、それはそれで山の自然な姿に感じてくるのです。 あったかいんです。 救助する側の本心 その理由は、遭難やレスキューの様子がメインになっていないからだと思います。 どれだけ酷い事故だったか? どういうふうに助けたか? どれほど奇跡的なレスキューだったか? は現場説明に過ぎないので、詳しくは語られません。 伝えてくるのは、 レスキューにあたった救助員・山小屋関係者としての心情 なのです。 そして、その宮田八郎さん自体がなんとも暖かい人ですから、魅力的なんです。 時には怒鳴ったり、あきれたり、レスキューの現場の本心が伝わってきます。 「命がけの救助っていうけど、実際、救助に自分の命はかけたことはない。 だって、家族のことが大事だし、毎回命かけてたらやってられない」 「山は自己責任っていうけど、自分で責任果たせなくなった状態が遭難なんだから、助けてやらなきゃ」 印象的な言葉がたくさん出てきます。 警察の山岳救助隊のレスキュー本は多いですが、 彼らでは書けない「本音」と「本心」が読み取れます。 そして、それは厳しく、暖かいものなのです。 こんな人におすすめの本です 「穂高小屋番レスキュー日記」は、レスキューのことがほとんどをしめています。 でも、誤解してほしくないのは、レスキュー自体のプロセスを書いた本ではないということです。 レスキューを通して、山の素晴らしさが伝わってくるのです。 題名に付いている「レスキュー日記」という言葉、ピッタリだなと思います。 山小屋日記でもない。 レスキュー記録でもない。 山が一番厳しさをあらわにしてくるシーンだからこそ、山に関わる人の暖かさが際立っています。 「宮田八郎さんに会いたいな~」 登山者なら、きっとそう思える本ですよ。 今、彼に会う方法は、多くはありません。

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